menu

鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

PR対象工法

補修補強技術

  • お問い合わせ
HOME > PR対象工法一覧 >補修補強技術 > 鉄筋挿入型あと施工せん断補強工法(ベストグラウトバー)

鉄筋挿入型あと施工せん断補強工法(ベストグラウトバー)

株式会社奥村組

  • 技術の概要


    本工法は、六角ナット定着型せん断補強鉄筋「ベストグラウトバー」を用いて、既存の鉄筋コンクリート構造物のせん断補強を行う工法です。既存RC 構造物の表面からコアドリル等を用いて削孔し、その孔内に定着材を充填した後、「ベストグラウトバー」を挿入して、構造体と一体化を図り、部材のせん断耐力を向上させることができます。
    「ベストグラウトバー」は、ねじ切りおよび斜め切断加工した埋込み側先端に、六角ナットを装着することにより、挿入の円滑性と位置決めの容易性を確保するとともに、定着性能を向上させ、あと施工によるせん断補強効果を確実にする機構です。

    ベストグラウトバーの施工手順

    ベストグラウトバーの施工手順

  • 適用箇所


    1. 地盤に接する地中、半地下構造物のように補強工事を構造物の内面からのみ施工できる既存の構造物

    2. 地上構造物が供用状態にある制約条件(供用中の鉄道や道路等に近接した構造物)によって、部材(壁、頂版、底版)の片側から施工しかできない場合や、地下構造物の中壁など交通規制の軽減で片側から施工することが合理的な場合

    3. 適用する構造物の部材、厚さ、母材圧縮強度の範囲は右表に示す

    補強対象構造物の例

  • 特徴及び優位性


    1. 狭隘な空間等の制約を受ける場所において、大型機材を用いずに人力施工が可能

    2. 「ベストグラウトバー」と既存RC構造物を一体化する定着材は、可塑性を有する無機系無収縮プレミックスモルタル(専用材)を使用し、定着材の充填冶具および「ベストグラウトバー」の挿入冶具を用いることで、確実な充填および定着性能を確保できる

    3. コア削孔深さおよび「ベストグラウトバー」埋込み側先端の挿入位置が埋込み側主鉄筋の手前までで補強効果を発揮するため、コア削孔による埋込み側鉄筋の損傷リスクを大幅に軽減できる

    特徴及び優位性

  • 施工実績


    1. 成田高架橋耐震補強工事ほか3 件 京成電鉄(株)

      (施工本数計1,410 本)

    2. 下水道関連施設の耐震補強工事 8 件

      (施工本数計62,924 本)

    2021 年3 月末現在

Copyright © 2022 rail-act. All Rights Reserved.