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複合ラーメン構造の梁柱接合工法

大成建設株式会社

  • 技術の概要


    一般的に、RCラーメン構造は、安価ですが、工期は現地での施工性に大きく左右されます。そのため、首都圏における営業線近接工事によくみられる空間的・時間的な制約条件下では不利になることもあります。一方、Sラーメン構造にすると、現地での施工性は、RCラーメン構造に比べ、大きく向上しますが、高価なものになってしまいます。本工法は、そのような制約条件が大きな現場における、急速施工を目的とした、RCラーメン梁部をSC構造又はS構造に替えるための複合ラーメン構造の柱・梁接合工法です。

    1. 構造形式
      1. 複合ラーメン高架橋
      2. 梁:SC構造 or S構造
      3. 柱:鋼板巻きRC構造。

    施工性の向上、工期の短縮

    複合ラーメン高架橋

    複合ラーメン高架橋

    梁柱接合部の構造

    複合ラーメン構造の梁柱接合部は、鋼管に外ダイヤフラムを設けた構造で、柱にかぶせるようなキャップ構造とした。必要定着長分の鉄筋を柱から接合部に差込み、接合部鋼管内をコンクリートで充填することにより、一体構造としました。

    梁柱接合部の構造

  • 適用箇所


    1. ラーメン形式の鉄道および道路高架橋の柱・梁接合部

  • 特徴及び優位性


    1. 簡易な梁柱接合工法の複合ラーメン構造への適用が可能となったことにより、RCラーメン構造と比較して大幅な施工性の向上が可能となった。

    2. 制約条件が大きな現場において、急速施工が可能となる。

    3. 柱は帯鉄筋を兼ねた薄肉鋼管巻きRC柱としたことにより鉄筋組立作業が低減される。

    4. 柱は鋼板巻きRCとし、せん断補強鉄筋分を型枠を兼ねた鋼板として外側に巻いた構造としたことにより、柱型枠の組み立てが必要なくなった。

  • 施工実績


    1. JR中央本線(三鷹駅~立川駅間)他連続立体交差事業のうち

      中央線武蔵小金井駅付近高架橋新設他工事(第5工区)

      中央線武蔵小金井・国分寺間高架橋新設他工事(第6工区)

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