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「電キチ」とめぐる
復建エンジニヤリング 勅使川原 敦

  我が家のもうすぐ2歳になる息子は、電車を見ると非常に歓喜・興奮するため、「電キチ」と呼ばれている(いわゆる釣りキチの電車版)。最近、「電キチ」を連れて鉄道展示施設を訪れる機会が急激に増加(増加といっても以前は皆無であったのだが・・・)した。この場を借りて彼と訪れた施設のうち、幾つかを紹介する。


交通博物館
 東京万世橋にある博物館で、壮大な模型鉄道パノラマの運転には人山が築かれ、運転シミュレーション(電車で Go !みたいなやつ)には行列ができる。一方、日本最初の鋼鉄道橋(と書いてあった)の第一白川橋梁や、青函トンネルなど、鉄道土木に触れる展示品も見受けられる。
ちなみに、「電キチ」がはしゃぎ疲れ、昼寝に入った隙をみて、向かいにある「肉の万世」でゆっくり食事を取るのが定番。


   
地下鉄博物館
 葛西駅の脇にある東京地下鉄の博物館で、地下鉄開業当時の車両が展示されていたりする。基本的には子供向けの施設だと思うのだが、シールド設備の模型や開削トンネル駅の仮設構造物の模型、さらにはシールドセグメントなども展示されている上、施工法などが詳しく説明されており、妙な技術屋魂を感じるところである。「電キチ」にとっては難しい話だが、我々にとっては結構勉強になる。特に若年技術者の研修なんか なんかにはもってこいだと思う。

開削工法の模型(地下鉄博物館)

三笠鉄道村&小樽交通記念館
 北海道へ旅行に行った際、前者は偶然見つけ、後者はガイドブックに掲載されていた。両施設ともに施設内を本物のSLが走行(数百mだと思う)しており驚き!旅行後にインターネットで検索してみたら、両施設は北海道で最初に敷設された路線の起終点らしい。

SLを見る「電キチ」は、その蒸気に比例して鼻息が荒くなっていく。


三笠鉄道村のSL
 

<余談> 家の近く
 
まだ言葉もろくに話せない「電キチ」に実力行使(手を引っ張って)連れて行かれるのが近所での電車観賞。家から 50 mほど歩くと、そこは5つの路線(東海道新幹線、東海道線、京浜東北線、山手線、横須賀線)を眺めることができる高台であり、ひっきりなしに電車が通過する。「電キチ」にとってはどんな博物館よりもここが一番のお気に入りの模様。一方で親にとっては、寒さも厳しいこの頃、こんなところに何十分も立ちつくすのは非常につらい。

 こんな「電キチ」であるが、いつか鉄道土木にも興味を持ってくれるのであろうか・・・。